株式会社堀田土地
2020年09月18日
建築知識
住宅の屋根材について
住宅に使われる屋根は、大きくわけて瓦屋根・スレート屋根・金属屋根の三種類に分けられます。
弊社が仲介する新築分譲住宅は、建物形状・デザイン性からスレート屋根・金属屋根がほとんどです。
瓦屋根
瓦屋根には、日本瓦、洋瓦、セメント瓦の三種類があります。住宅の寿命と同じくらいの耐久性があるのは、日本瓦と洋瓦です。
セメント瓦は20年前後で再塗装が必要ですから注意してください。瓦屋根は重いというデメリットがありますが、耐久性が高い、断熱性が高いというメリットがあります。
スレート屋根
木造の新築分譲住宅の場合、最も多く使用されている屋根材です。「軽量」であることが大きな特徴で、厚さ5mm程度の薄い素材のため、陶器瓦に比べて坪当たりの重量は半分以下です。
そのため、地震の時の揺れが軽減でき、揺れても建物が倒壊するリスクを抑えることができます。
ただし、スレート屋根は軽量な分強度が弱いため、10年もするとクラックが生じたり塗装表面が傷んだりします。そのため、10年~15年程度をめどに再塗装が必要となります。
金属屋根
金属屋根は、耐食性・耐熱性・加工性などに優れたアルミニウム、亜鉛合金メッキ鋼板を材料に使っています。代表的な物にはガルバリウム鋼板があります。
ガルバリウム鋼板は、デザイン性がよく、緩い勾配でも施工可能です。アルミニウム55%、亜鉛43.4%、シリコン1.6%で構成されており、アルミニウムの耐食性と亜鉛の防食作用により、20年以上の長期にわたり錆を防ぐ、いわば「良いとこどり」の屋根材です。
ガルバリウム鋼板は永久に錆びない素材ではなく、メンテナンスが必要な屋根材になります。20年程度をめどに再塗装が必要となります。
この記事を書いた人
堀田 秀隆
元々は、某トヨタ系企業に就職した技術者でしたが、某ハウスメーカーで営業を、設計事務所で設計を学び、弊社では分譲住宅の設計・施工・現場管理をした後、現在の不動産営業をしております。
この仕事はつくづく「人生相談」に似ていると実感してます。私の経験・知識・人脈をフル動員して皆様のご相談に乗らせていただき、安心したお取引が出来るように全力で頑張ります。
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