令和7年 愛知県地価公示
愛知県のHPの資料を抜粋して説明します。
令和7年1月1日における愛知県の地価は、住宅地、商業地、工業地のいずれも4年連続で上昇し、その上昇率は拡大しました。
平均変動率をみると、住宅地は+2.3%、商業地は+3.7%、工業地は+3.9%と上昇しました。
地域別の平均変動率をみますと、住宅地では、名古屋市、尾張地域、知多地域、西三河地域では上昇率が縮小し、東三河地域は横ばいでした。また、商業地では、名古屋市、西三河地域及び東三河地域で上昇率が縮小し、尾張地域及び知多地域で上昇率が拡大しました。
ただ、ここ2年ほどお話していますが、実感としましては、公示価格は上昇しているものの実際の取引事例から考えますと、特に住宅地においては買い手がこれ以上の地価の上昇には追い付けない状況にあると思います。
これは、物価上昇に伴う建物価格等の上昇に伴い、土地建物併せた総額が増加していることにあります。今後も建物価格等の上昇は止まりそうにありません。
そして、分譲住宅建設会社の土地仕入れ金額は間違いなく下がっていますし、頼みの個人のお客様も土地価格の予算を下げて探してみえます。
それから、市町村別の平均価格なんですが、住宅地においては刈谷市が3位、安城市が4位にランクされています。
また、商業地においては、知立市が2位、刈谷市が3位、安城市が5位にランクされています。
住宅地、商業地ともに西三河地域は高値で安定し続けていますね。
ただし、不動産総合研究所の不動産市況DI調査によると、下記のような結果があります。(中部圏)
2024年10月1日と比べて、2025年1月1日現在の土地価格はどう感じるか?
やや上昇:30.8% 横ばい:56.4% やや下落:12.8%
2025年4月1日の予想は?
やや上昇:15.4% 横ばい:74.4% やや下落:10.3%
私個人の肌感覚においても、刈谷市・知立市・安城市において、特別な場所(JR刈谷・安城駅・名鉄知立駅徒歩5分圏内)を除き、横ばいだと思います。
また、60坪・3,500万円超の高額な土地はなかなか動かない状況です。

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