株式会社堀田土地
2020年09月19日
建築知識
給湯器について
新築分譲住宅の資料に『高効率給湯器』とか『エコジョーズ』とかの記載があります。
これは、従来の給湯器では約80%が限界だった給湯器効率を95%に向上させたシステムのことです。
給湯器の号数は何?
給湯器の号数は、水温+25℃のお湯を一分間に何ℓ出せるかを示したものです。
例えば、水温15℃の時、+25℃の40℃のお湯を一分間に24ℓ出せるのが24号の給湯器になります。
給湯量を求める計算式
毎分給湯量=(給湯器号数×25)÷(湯温-水温)
冬場の水温5℃の時、42℃のお風呂が沸きあがる時間は?(浴槽280ℓ)
・16号の給湯器
(16×25)÷(42-5)=10.81ℓ
280÷10.81=約26分
・20号の給湯器
(20×25)÷(42-5)=13.51ℓ
280÷13.51=約21分
・24号の給湯器
(24×25)÷(42-5)=16.22ℓ
280÷16.22=約17分
こんな感じの違いが出ます。また、3ヶ所同時給湯をする場合は、24号の給湯器が適していると言われています。(台所・洗面・お風呂同時使用)
追焚きと新規給湯どちらが省エネ?
冬場、水温の低い時期は、冷え切った残り湯を沸き直すより、新規給湯の方が早く湧き上がる分、実は省エネになります。
今の新築分譲住宅は『断熱浴槽』が採用されているケースも多いので、浴槽に蓋をして湯の温度が下がらないような工夫をしましょう。
断熱浴槽は、お風呂が焚きあがってから4時間から6時間経っても2℃程度しか湯温は下がりませんよ。
この記事を書いた人
堀田 秀隆
元々は、某トヨタ系企業に就職した技術者でしたが、某ハウスメーカーで営業を、設計事務所で設計を学び、弊社では分譲住宅の設計・施工・現場管理をした後、現在の不動産営業をしております。
この仕事はつくづく「人生相談」に似ていると実感してます。私の経験・知識・人脈をフル動員して皆様のご相談に乗らせていただき、安心したお取引が出来るように全力で頑張ります。
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