鉄塔・電線・電磁波

土地の真横に鉄塔がある土地を何度もお世話して来ました。このような土地は価格も少し安くなりがちです。

威圧感が気になるだけでなく、電磁波の件についても質問を受けることがあります。

電磁波とは、電気と磁気の両方の性質を持つ『波』のことです。

電気の影響が及ぶ範囲を『電場』、磁気の影響が及ぶ範囲を『磁場』と言います。

この『電場』と『磁場』がお互いに影響し合って電磁波の『波』が発生します。

●電磁波による健康への影響

世界保健機関（WHO）は高圧線の電磁波で小児白血病リスクが上昇することは認めていますが、『これを証明する科学的根拠はみられない』としています。そして、１００マイクロテスラ以下ではあれば有害な生科学的影響は認められないという見解です。(２００７年） 

●電磁波の症状とされるもの

目が痛い、皮膚が乾燥、鼻水、めまい、頭痛、しびれなどがあります。

●電磁波の対策

当たり前ですが、発生元から離れる、被爆時間を減らすことです。

●身の回りの電磁波

電子レンジ・・・・３０㎝の距離で１.４μT

IHヒーター・・・・３０㎝の距離で２.５μT

電気カーペット・・２.５㎝の距離で１０.４μT

ドライヤー・・・・３㎝の距離で２.９μT

TV・・・・・・・・３０㎝の距離で０.３μT

パソコン・・・・・３０㎝の距離で０.３μT

電車・・・・・・・乗車中２.５～３.５μT

電力設備からの電磁界（電磁波）が人の健康に何らかの影響を与えるのではないかという議論がありますが、日常生活で浴びる電磁界（電磁波）の強さは法令で定める規制値（２００μT）より十分低く、またWHO（世界保健機関）をはじめとする国内外の公的機関などの見解から、当社では、『居住空間において、電力設備からの電磁界（電磁波）では、人の健康に影響を及ぼすことはない』と判断しています。

そうは言っても気にするお客様もいらっしゃいます。

そのような時は、中部電力と立ち合いの元、現地で電磁波を測定していただいたこともあります。

数値を確認すれば安心できますしね。

気になる方は『磁界測定』の申込みをされてはいかがでしょうか？