株式会社堀田土地
2023年06月18日
土地のお話
またまた地中埋設物
築50年近い木造2階建ての建物を解体中です。
基礎を取ったら、何やらコンクリートの塊が引っ掛かりました。
どうやら杭みたいです。この当時の建物で杭補強してある木造の建物はほとんど見たことないのですが・・・
引き抜いてみると、2mほどのコンクリート杭が出てきました。しかも、更に、下からもコンクリートの塊が・・・
ちょうど隣のがいらっしゃったのでお話しを聞いたところ、この辺りは当時埋め立てをしたとのことでした。
埋め立て後、直ぐに建物を建築した為、杭補強をしたようです。
このように、杭以外の埋設物もあるみたいです。当時の考えでは埋め立て時に固い物を一緒に埋めるのは土が締まってよいとの認識なのでしょうか?
いずれにしろ、建物を再建築時に地盤改良する場合に埋設物が邪魔になると不味いので、建物解体後、地盤のクリーニング作業をします。
埋設物の撤去は、かかる時間と埋設物の量と物で金額が変わってきます。レンガ、タイル、瓦などが出てくると費用が嵩みます。
いすれにしろ、作業して見ない事にはわかりません・・・
6/18追記
結局、コンクリート杭を24本引き抜いた後、地盤面から約2mの深さまではガラを撤去しました。
今後、地盤調査をして基礎補強の方法が決まります。表層改良でしたら、基礎下2mまではクリーニングしましたので問題はありません。
基礎補強が柱状改良や鋼管杭になった場合は、基礎下6m程度まで改良することもあります。
この場合に大きな石やガラが有ると杭が打てないことがあり、この場合は大きな重機を使って撤去しなければなりません。
地中埋設物は建物解体工事時に全てが発見されるわけではありません。地盤調査時に発覚したり、地盤改良時に発覚することもあります。
この記事を書いた人
堀田 秀隆
元々は、某トヨタ系企業に就職した技術者でしたが、某ハウスメーカーで営業を、設計事務所で設計を学び、弊社では分譲住宅の設計・施工・現場管理をした後、現在の不動産営業をしております。
この仕事はつくづく「人生相談」に似ていると実感してます。私の経験・知識・人脈をフル動員して皆様のご相談に乗らせていただき、安心したお取引が出来るように全力で頑張ります。
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