株式会社堀田土地
2024年10月15日
土地のお話
土地の境界線付近のCB積み
40年くらい前の分譲地では、境界線上に共有でブロックを積むことも多かったように思いますが、近年ではそれぞれの敷地内にブロックを積むことが多いように思います。
昔の分譲地の売却を依頼された際、確定測量を行った結果、境界位置がずれて、共有のはずのブロックがどちらかの土地に入ることになるケースもあります。
また、共有の場合は、ブロックやフェンスが老朽化して直したい場合も、費用の話し合いが付かずにそのままになっているケースもあります。
今回は、お互いがそれぞれブロックを積んだケースなのですが、写真のようにブロック間に隙間が生じてしまいます。
このままのケースも見うけられますが、草が生えてきた場合お互いがフェンスを作ってしまうと、この隙間の維持管理が大変になり、お隣さんとのトラブルになりかねません。
そこで、隣地所有者に相談してこの隙間をモルタルで埋めることにしました。
この場合、このモルタルで埋めた部分はお互いの共有物になります。この為、この部分の維持管理はお互いの協議により行うこと、所有者が変わってもこのことを引き継ぐことを旨とした覚書を取り交わしました。
また、今回は土地が田で隣地所有者がブロックを積んでいた状態でした。その田をブロックを積んで埋め立てて造成したわけです。
このようなケースで、ブロックを積まずに勝手に埋め立てをしてしまうと隣地所有者とトラブルになる可能性が大ですのでお気をつけください。
この記事を書いた人
堀田 秀隆
元々は、某トヨタ系企業に就職した技術者でしたが、某ハウスメーカーで営業を、設計事務所で設計を学び、弊社では分譲住宅の設計・施工・現場管理をした後、現在の不動産営業をしております。
この仕事はつくづく「人生相談」に似ていると実感してます。私の経験・知識・人脈をフル動員して皆様のご相談に乗らせていただき、安心したお取引が出来るように全力で頑張ります。
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