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2020年09月14日
新築住宅の知識

バルコニーは屋根と同じ!

バルコニーの掃除が行き届いているお宅って少ないんですよね。バルコニーは屋根と同じくらい大事なんです。大きな漏水事故を起こさないよう大事に使っていただきたいです。

FRP防水

弊社が仲介する新築分譲住宅のバルコニーにはFRP防水が使われています。

FRPは、浴槽やボートの底など身近なところで使用されています。

新築分譲住宅を購入すると、お引渡し時に防水施工業者から10年間の保証書がいただけることが多いです。

 

FRP( Fiber Reinforced Plastics)防水は、ポリエステル樹脂の上にガラス繊維で出来たマットを敷き、再度、樹脂を塗布して固めます。このガラスマットの密度によって1枚で防水層を形成する『1プライ』と2層形成する『2プライ』工法かに分かれます。

 

本質がプラスチックですので紫外線に弱い傾向があるため、表面をトップコートで仕上げています。ですから、表面のグレー等の色は塗装の色です。

定期点検してください

私は、新築分譲住宅を購入していただいたお客様にはバルコニーは週1回は必ず清掃して表面のひび割れがないか確認し、ドレン(排水溝)も詰まりがないか確認してください!』と強くお願いしています。

 

上の写真は築15年の中古住宅ですが、私の指示通りに常に綺麗な状態を保っていただいています。このようにしていただければ異常が有った場合もすぐに気づきます。

 

洗面所やお風呂の浴槽の詰まりには敏感な奥様も、バルコニーに関してはかなり無頓着です。新築後、数年すると、バルコニーが真っ黒に汚れているお宅のなんと多いことか。タイヤが置いてあったりすることもあります。これでは防水の状況は全くわかりません。

 

バルコニーは屋根と全く同じです。ひび割れてしまうと少しずつ室内に水漏れを起こします。水漏れが酷くなった時には下構造躯体にもダメージを与えていることもありますし、修理費用も高額になりますよ。

 

下の写真はまだマシな方です。もっとボロボロになることも多いですし、修理に何日もかかります。雨が止まないと工事にも入れませんから本当に困りますよ。

築20年を超えて一度もメンテナンスしていないお宅では度々あるトラブルです。突然、雨漏りが酷くなったとお電話いただき、見に行くとバルコニーにひび割れがあることが多々あります。

メンテナンス方法

表面のトップコートに髪の毛のようなクラック(ヘアークラック)が入ることがありますが、これは仕方のないことです。

 

5年程度経過して表面のトップコートに薄いひび割れが入っているのを発見したら、本当はトップコートの塗り替えをするのが好ましいです。

でも、10年間の保証期間中はやらない方がほとんどでしょうね。施工業者に相談しても、すぐに雨漏りには直結しないからと言われ、無償で塗り替えはしてもらえないかと思います。

 

築10以上経過して大きなひび割れを発見した場合は、部分的にFRPの補修を行う場合もありますが、私がご相談を受けた場合はバルコニーに置いてあるエアコンの室外機も一時的に撤去し、全面的にFRP防水をやり替える場合が多いです。

この記事を書いた人
堀田 秀隆 ホッタ ヒデタカ
堀田 秀隆
元々は、某トヨタ系企業に就職した技術者でしたが、某ハウスメーカーで営業を、設計事務所で設計を学び、弊社では分譲住宅の設計・施工・現場管理をした後、現在の不動産営業をしております。 この仕事はつくづく「人生相談」に似ていると実感してます。私の経験・知識・人脈をフル動員して皆様のご相談に乗らせていただき、安心したお取引が出来るように全力で頑張ります。
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