令和2年 愛知県地価調査
地価公示結果により、令和2年1月1日を基準日とした愛知県の標準値の地価は、住宅地では8年連続、商業地では7年連続上昇しました。
その後、コロナショックが起こりました。そして、9月29日に7月1日時点の基準地の地価調査の結果が発表されました。
その結果、愛知県の平均変動率は、全ての用途で下落となりました。住宅地は0.7%、商業地は1.1%の下落と、住宅地は9年振り、商業地は8年振りの下落となりました。
下落と言っても微々たる下落ですが、もう少し詳しく説明します。
地域別の平均変動率
【住宅地】
名古屋市ー0.8%、尾張地域ー0.6%、知多地域ー1.4%、西三河地域ー0.4%、東三河地域ー0.7%
【商業地】
名古屋市ー1.5%、尾張地域ー0.9%、知多地域ー1.9%、西三河地域ー0.5%、東三河地域ー0.5%
住宅地では、刈谷市のみ上昇をし、商業地では豊橋市、豊田市の2市のみ上昇しました。
一方、住宅地において、南知多町、美浜町など51市町村が下落し、商業地では南知多町、美浜町など41市町が下落しました。
市町村別平均価格
【住宅地】
1位 名古屋市 190,400円/㎡
2位 刈谷市 145,000円/㎡
3位 知立市 139,200円/㎡
4位 長久手市 134,800円/㎡
5位 安城市 104,300円/㎡
【商業地】
1位 名古屋市 907,100円/㎡
2位 豊橋市 188,600円/㎡
3位 刈谷市 176,800円/㎡
4位 日進市 172,500円/㎡
5位 豊田市 166,000円/㎡
住宅地は、西三河地域の中の刈谷市・知立市・安城市が愛知県のBest5に入っています。相変わらずの地価は高値安定傾向にあります。ちなみに、令和1年度と順位は全く一緒です。
商業地は少し様子が違い、西三河地域は刈谷市が3位に入っているのみです。
ここ数年、西三河地域の地価は、公示価格や基準地価の上昇率以上に過熱気味でした
令和3年の地価公示ではどのくらいの下落率になるのでしょうか?
発表は3月になります。まさか、上昇することはないと思いますが、刈谷市だけはわかりません。
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