株式会社堀田土地
2025年04月15日
知識
エアコンの穴あけ工事にも石綿事前調査が必要
先日、平成9年頃に分譲住宅をお世話したお客様から連絡がありました。
電気屋さんにエアコン穴がないお部屋にエアコン工事を依頼したところ、建物の外壁材に石綿(アスベスト)が使われているかを確認して欲しいとのことでした。
令和5年10月に、有資格者による石綿(アスベスト)の事前調査が義務化されたのに伴い、新規に穴あけを行う、エアコン・アンテナ・防犯カメラ・FF式暖房機等の設置工事は事前調査が必要になったそうです。
ただし、2006年(平成18年)9月1日以降に着工した建物の場合は、そもそも石綿(アスベスト)は使用禁止されている建物ですので、全く問題ありません。
問題は、古い分譲住宅の場合です。そもそも、買主様は建築確認申請書を持っているくらいで、仕様書等の使用部材のメーカーや品番がわかる書類をお持ちの方はあまりいないのではないでしょうか?
今回は、弊社が販売した分譲住宅でしたので、屋根と外壁のメーカー・品番ともにわかりましたので、メーカーからの回答書をHPより見つけることで対処できました。
もし、メーカー・品番が不明の場合は、調査費用と石綿対策工事費用が余分にかかるそうです。
2006年より古い中古住宅を所有されている方、購入される方は、屋根・外壁に穴あけする工事が必要な場合はご注意ください。
また、当然ながら将来建替えの際の解体費用も石綿(アスベスト)が無い建物よりも割高になります。
この記事を書いた人
堀田 秀隆

元々は、某トヨタ系企業に就職した技術者でしたが、某ハウスメーカーで営業を、設計事務所で設計を学び、弊社では分譲住宅の設計・施工・現場管理をした後、現在の不動産営業をしております。
この仕事はつくづく「人生相談」に似ていると実感してます。私の経験・知識・人脈をフル動員して皆様のご相談に乗らせていただき、安心したお取引が出来るように全力で頑張ります。
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