なんちゃってリフォームには気を付けて!瑕疵保険付きの良いところ①
リフォーム済の物件を見に行くと、設備は新しく、クロスも張り替えられている綺麗な室内ですが、建物の状態は大丈夫なのか?という心配があります。
表面だけ綺麗にする「なんちゃってリフォーム」で、雨漏りや劣化の状況などを検査していないものには気を付けて下さい。
人間の健康診断と一緒で、建物も健康かどうか検査してあると安心ですよね!
*税制面のメリットは「瑕疵保険付きの良いところ②」でお伝えします。
必ず現場検査をする
既存住宅売買瑕疵保険では、
①新耐震基準等に適合しているなど、一定の要件を満たす住宅が対象で
②第三者の検査機関による現場検査が必ずあります。
住宅の基礎や外壁等のひび割れ、雨漏りなど構造上の安全性や日常生活への支障があると考えられる劣化や性能低下の有無について、目視や計測等を行います。
なんちゃってリフォームで、表面上だけきれいにして、インスペクション(現場検査)しない中古住宅だと、
住宅が本来持っているべき品質や性能があるのかどうかわかりません。
人間でいうと、骨にあたる住宅の基礎構造部分(構造耐力上主要な部分)は腐食がないか、傾きについては、レザーレベルで測定します。
天井裏では、雨漏りの跡がないかを確認します。
基礎については、ひび割れ(幅0.5㎜以上)又は深さ20㎜以上の欠損やズレがないか、鉄筋の露出がないか確認します。
外壁では、打診棒や目視で浮きや欠損、シーリング材や防水層に破断、欠損がないか確認します。
給水管では、錆による赤水が生じていないか、水漏れがないか、排水管では、詰まっていないか、滞留を確認します。
既存住宅売買瑕疵保険付きならば、細かい検査項目に従って、売主ではない第三者が検査し、合格した戸建て・マンションなので安心です。
保険内容と免責に注意
保険の対象になる部分は
①構造耐力上主要な部分
②雨水の侵入を防止する部分
保険からどんな費用が支払われるかというと
①補修費
②事故調査費用
③転居・仮住まい費用など
(保険法人により、支払い対象となる費用の種類が異なる場合があります)
保険ですので、免責金額があります。
宅建業者が売主の場合、戸建て、マンションともに10万円の免責があります。(あんしん既存住宅売買瑕疵保険)
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