なんでもかじるよ!シロアリは
シロアリは木材だけをを食べる虫と思ってませんか?
奴らは何でもかじります。
断熱材や畳、鉄筋コンクリートのシーリング部材なんでもかじります。
実際に刈谷市内のある分譲マンションの1階でシロアリの被害がありました。
鉄筋コンクリート造だからシロアリの被害はないというのはうそです。
シロアリと地震の深~い関係
「阪神淡路大震災」では、実に約249,000棟もの住宅が全壊または半壊し、6,433名の方が亡くなられました。
その多くの方々が倒壊した住宅の下敷きで圧死されたり、倒壊後に襲ってきた火災で生きていながら焼死されたそうです。心よりご冥福をお祈り申し上げます。
震災後に行われた国土交通省や京都大学をはじめとした研究機関の調査により、倒壊した住宅の多くがシロアリに食い荒らされて強度が低下していたことが指摘されています。
シロアリは、空気の流れや光を嫌うので、木材に穴をあけたら、土や食べかすで蓋をしてしまうので、一見被害が小さいように見えても、表面の皮一枚残して、中がスカスカになっていたりします。中をどんどん食い散らかすやっかいな奴です。
中がスカスカになっているところに地震の揺れがきたら、被害が大きくなるのもうなづけます。
緑の柱が効果的
建築基準法が定める防腐防蟻措置とは
“柱、筋かい及び土台のうち、地面から1m以内の部分には、有効な防腐措置を講ずるとともに、必要に応じて、しろありその他の虫による害を防ぐための措置を講じなければならないとあります。
シロアリは地中から侵入してくるため、土壌に薬剤を処理剤を処理、床下の土壌や土台、床組み材、柱には木部処理剤を処理します。しかしシロアリの防除の効果は5年が限度ですので、5年毎にそして継続的にシロアリ予防を行うことが大切になってきます。
がちょっと待ってください!
5年後に壁や基礎で隠れている構造材を処理できるの?
土台は基礎内側の1面しか再処理することが出来ませんし、壁の中に隠れた柱はあとからだと処理できません。
「シロアリの効果的な予防対策ってないの?」
「あるよ」(←キムタクドラマHEROのマスターね)
っといっても後からは難しいので、はじめが肝心です。
家を建てるときや購入する際には、緑の柱を使ってあるか確認してみてください。
緑の柱は加圧注入木材のことで、薬剤を高い圧力をかけて木材の内部にまで浸透させています。半永久的に防腐・防蟻効果を維持し、もちろん壁内部の再施工も必要ありません。
病気は早期発見が一番、シロアリも早期発見が大切!
シロアリ被害は人間でいえば、骨粗しょう症になるのと同じで、スカスカになっちゃうの!
骨折してから気づくのでは遅いのです!人間なら骨密度の検査しますよね?
家も検査しましょう!定期点検が必要です。
見つけたら早期に退治しましょう!もちろんプロに任せるのが安心ですが、どうしても自分で退治したいという方の参考に、
イエシロアリは一度家の外に巣を作り、屋内に侵入後さらに巣を作ります。行動範囲は数百メートルとも言われています。取り合えず、床下や天井裏をチェックして蟻の通り道を見つけます。特殊な薬剤を浸透させた紙を蟻道にセットして一定時間待ちます。薬剤を食べたシロアリは脱皮が出来なくなり徐々に死滅していきます。
ヤマトシロアリの場合は行動範囲は極端に狭いため、巣と蟻道を破壊すれば一気に追い出すことが可能です。見つかったら巣を破壊して薬剤を散布!
ブログで何度も言っていますが、定期点検が重要です。
床下のシロアリに対する点検は定期的に行うこと!
そして点検しやすい構造になっていることです。
メンテナンスしやすい家は資産価値のある家!
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