土地を貸したまではよかったものの・・・
土地を所有されている方々にとって、最も負担なのは固定資産税ですよね?
リスクが少ない貸し方と言えば、駐車場や資材置き場や畑などの貸し方になるかと思います。
ただ、どんな貸し方をしたとしても返却時に現況復帰するかしないかが、後々問題になるケースがあります。
今回、売却させていただいた土地は、畑で貸されていました。
写真のように、ブロックやコンクリート塀を設置して30㎝くらい作土を入れて畑をされていました。
所有者様も賃料で固定資産税がまかなえて、草で隣地に迷惑かけなければいいくらいのお気持ちで貸してみえました。
ところが、事情がわかりませんが、畑の現状のままで返却されることになり、その後は所有者様が防草シートを敷き詰めて管理されていたそうです。
売却に伴い、買主様は住宅を建築されることもあり、畑を更地にしなければなりません。
色んな業者に見積もりを取りましたが、作土は捨てるのが大変だとわかりました。しかも、高い!!
200㎡の広さで、深さが表面だけの0.3mと仮定して60㎥になります。重機とトラックを手配して、この作土を捨てるだけで約60万円かかることになりました。
土地を購入する際に、田の場合だと埋め立てにお金がかかることは誰でもわかりますよね?
ところが、今は残土処分にも凄くお金がかかるんですよ。
住宅を建築する場合は、基礎を作る為に掘削しますし、地盤改良をすることも多いですよね。
また、敷地内には給排水配管を埋設しなければなりませんし、コンクリートで駐車場にする部分も掘削する必要があります。
買主様が思っている以上に残土処分が必要になります。注意してくださいね!!
工事中の写真です。こんな風に地中よりブロックの控え壁が見つかることもあります。
50㎝くらいありますが、これを避けて給排水配管工事を行う必要がありますので、建物の配置計画にも影響が出ることもあります。
でも、作土の下は綺麗な土で良かったです。
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