株式会社堀田土地
2025年04月18日
土地のお話
空中線の移設
土地の上空に、隣地所有者が電気、電話、インターネットなどを利用する為の空中線が有った場合のお話です。
他人の土地を利用する為、基本的には土地所有者の承諾が必要です。
ただ、昔は、分譲住宅を建築した業者が空中線が有ることを前提に販売していたケースがあり、写真の空中線はまさにこのケースになります。
このような空中線が有る場合は、その線を引き込んだ業者(中部電力・NTT等)に引き込み線の解消の依頼をすることになります。
空中線だけでなく、電柱やハンド(支線)が有る場合も同様です。
ただし、中部電力やNTTに依頼しても、工事完了までは最低数か月以上かかりますし、場合によっては移設が不可能なケースがありますので、このような空中線等がある土地を購入する場合は注意が必要です。
土地利用に支障が出る可能性があるなら、移設できることを条件に付けて土地を購入してください。
現在では、区画整理地や開発地では電柱を敷地内に入れることが多くなりました。そうすると、道路に平行に電線が敷地内に入っていることもあります。
電柱と電柱の間の空中線で、しかも高さもかなり高い位置にあり、道路境界線から数十センチ中に入っているくらいのケースも多いと思います。
土地利用に関し全く問題ないと思いましたが、ある大手法人と売買した際に、この空中線も土地を跨がないように解消して欲しいと言われたことがあります。
いずれにしろ、移設ができないケースがあることは覚えておいてください。
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