住宅の断熱性能はますます良くなりそう!!
住宅の省エネ性能について
2022年3月までは、住宅の省エネルギー性能に関して、住宅性能表示制度における断熱等性能等級4、あるいは一次エネルギー消費量等級5が最高等級でした。
そして、評価に当たっては、断熱等性能等級と一次エネルギー消費量等級のいずれか一方または両方を選択できることになっていました。
弊社が仲介することもある、新築分譲住宅も断熱等性能等級4を取得していました。
断熱等性能等級4を取得していれば、「弊社の新築分譲住宅は最高等級を取得しています!!」と宣伝できたわけです。
ところが、地方公共団体等において、ZEHを上回る断熱性能の基準設定等が行われる中で、このままではZEHやそれを上回る省エネ性能の評価ができませんでした。
そこで、2022年4月1日からはZEH水準の等級として、断熱等性能等級5、一次エネルギー消費量等級6が新たに作られました。
さらに、2022年10月1日からは断熱等性能等級6・7(戸建住宅)が創設されました。
そして、断熱等性能等級と一次エネルギー消費量等級の両方が評価取得必須項目となりました。
実は、これらの住宅の省エネルギー性能は住宅ローン減税にも影響して来ます!!
住宅の性能とローン減税について
新築住宅の場合、住宅の性能によって住宅ローン減税の借入限度額が異なります。
2024年入居・2025年入居の場合、新築住宅は、省エネ基準適合以上でない場合は、住宅ローン減税が受けられないことになります。
この結果、2024年入居になる全ての新築住宅は省エネ基準適合住宅になっている可能性が高いと思います。
省エネ基準適合住宅とは、断熱等性能等級4以上かつ一次エネルギー消費量等級4以上の性能を有する住宅のことです。
これから新築住宅を建てる方、あるいは新築分譲住宅を購入する方は、是非とも「ZEH水準省エネ住宅」や「長期優良住宅・低炭素住宅」クラスの省エネ性能の住宅をご検討ください。
おそらく、一般的な新築分譲住宅も、2024年入居になる物件は「省エネ基準適合住宅」になるのではないかと期待しています。
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