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2020年12月22日
知識

売却にかかる諸経費

土地・家屋を売却するときにかかる諸経費のお話しです。

印紙税、登記費用、測量費用、建物解体費用等がかかります。

それぞれについて説明します。

印紙税

●契約書印紙

売買契約書には記載金額に応じた印紙を貼付し消印をすることで納税が完了することになります。

ちなみに、物件価格が1,000万円を超えて、5,000万円までの場合の不動産売買契約書には1万円の印紙を貼る必要があります。

 

●受領書(領収書)印紙

売却した者は、代金の受領書(領収書)を作成し買主に渡すことになります。この受領書にも、原則として記載金額に応じた印紙を貼付し消印することになっています。

営業に関しない受領書は非課税なっているため、不動産業者が販売する売却代金の受領書には印紙が必要ですが、個人が自己の土地・家屋を売却した売却代金の受領書には印紙は不要です。

ただし、アパートなど事業用資産の売却代金の受領証については、個人の方でも印紙が必要です。

登記費用

●売渡証書代

通常、司法書士が書類を作成します。

費用は1件10,000円(税別)程度です。

売却には、他にも次の物が必要です。

・登記済証(権利書)あるいは登記識別情報通知

・印鑑証明書1通(交付日から3ヶ月間有効 市町村で1枚200円程度で取得)

・運転免許証あるいはマイナンバーカード(本人確認書類)

登記済証あるいは登記識別情報通知を紛失されるた場合、再発行はできません。

代わりに司法書士が本人確認情報を作成します。

この本人確認情報の作成費用は司法書士によりまちまちです

1件最低40,000円(税別)からとお考えください。150,000円(税別)といった事務所もあるようです。

 

●住所変更登記・住所氏名変更登記

登記簿の住所・氏名と印鑑証明書の住所・氏名が同じであれば良いのですが、違う場合は司法書士に依頼して住所変更登記あるいは住所氏名変更登記が必要になります。

費用は住所変更登記が1件12,000円(税別)程度、住所氏名変更登記が118,000円(税別)程度です。

 

●抵当権抹消登記

売却する土地・建物に借入がある場合は、事前に返済される方も見えますが、通常は売買代金で返済する場合がほとんどです。

この場合、司法書士に抵当権抹消登記を依頼することになります。

費用は1件15,000円(税別)程度です。

 

●建物滅失登記

登記されている建物を取り壊して売却する場合は、建物滅失登記をしなければなりません。

建物滅失登記は土地家屋調査士に依頼しますが、司法書士のほとんどは土地家屋調査士の資格を保有しています。

費用は1件45,000(税別)程度です。

測量費用

土地の境界が不明確な場合や境界杭が全て有っても地積測量図がない場合もしくは地積測量図が古く信頼性が担保できそうにない場合は、土地家屋調査士に依頼して測量を行います。

土地の売買の場合は、買主からの購入条件になっている場合も多く、今では測量を行わない土地売買はほとんどありません。

測量費用は高く、40坪前後の土地の測量にも40~50万円(税別)程度かかります。

土地の面積が大きかったり、形状が複雑な場合は100万円前後かかるケースもあります。

解体費用

建物の解体費用は年々高くなっているように感じます。今では解体した物を分別して処分場へ運びますので手間もかかっているのは事実です。

木造の建物で延床面積が30坪、樹木や外構ブロックが少々有る昔の分譲住宅の解体費用で120万円(税別)程度かかります。

もし、建物内に生活用品が残っている場合は、これらの処分費用が別途かかります。

最近は、遠方にお住まいの方が相続された住宅の売却依頼を受けることが多くなりました。

遠方にお住まいの場合、建物内の残存物をご自分でクリーンセンターに通って処分するのは非常に大変なことです。

ご両親がお亡くなりになり、家財道具一式が残ったままの物件の売買の場合は、不用品回収する業者も使ったり、弊社のトラックで運んで処分したりしてなるべく解体費用を抑えるよう努力しています。

具体例

先日成約した土地です。

相続された土地の売却です。土地面積は107.96㎡(32.65坪)、建物は鉄骨造で延床面積は80.46㎡(24.33坪)。物件には抵当権の設定はありません。

外構は敷地外周三方がブロックとフェンスで囲まれています。樹木は数本の樹木が植わっています。建物内部は家具、布団、服を含め家財道具一式全部が残っていました。

 

●登記費用

売渡し証書代:10,450円

建物滅失登記:45,000円

相続登記:102,931円

※相続登記の費用は土地・建物の評価額により登録免許税が異なります。今回は建物は取壊して売却する為、土地のみ相続登記を行いました。被相続人の戸籍等は相続人がご自分で取得されました。

●測量費用

489,000円

●解体費用

1,435,060円(うち、内部残置物撤去費用360,000円)

合計2,082,441円

 

その他に必要なのはわれわれ不動産仲介業者がいただく報酬になります。

成約価格が400万円を超える場合、成約価格×3.3%+66,000円(消費税10%の場合)になります。

 

 

 

 

この記事を書いた人
堀田 秀隆 ホッタ ヒデタカ
堀田 秀隆
元々は、某トヨタ系企業に就職した技術者でしたが、某ハウスメーカーで営業を、設計事務所で設計を学び、弊社では分譲住宅の設計・施工・現場管理をした後、現在の不動産営業をしております。 この仕事はつくづく「人生相談」に似ていると実感してます。私の経験・知識・人脈をフル動員して皆様のご相談に乗らせていただき、安心したお取引が出来るように全力で頑張ります。
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