解体の見積り金額が違い過ぎる!の巻
月に何回も様々な解体業者さんが、
「解体の見積もりをさせて下さい!」と飛び込み営業に来ます。
飛び込み営業のお仕事は大変だと思います。
自分の新人の頃を思い出すわ~っていう話ではありません。
解体の見積もりを複数の業者の方に依頼してみたところ、
解体の見積もり金額が違いすぎるのよ~っていう話です。
見積もりの内訳を細かくチェック
複数の業者に解体の見積りを依頼し、見積書が手元に届いたら見積もりの項目をチェックしましょう!
戸建ての見積もり書の項目は下記のようなものが載っています。
業者によっては、項目ごとに処分費と運搬費を計上しているところもあったり、解体処分費でまとめているところもあります。
◎木造解体工事
◎上記処分費
◎上記運搬費
◎基礎撤去工事
◎駐車場インターロッキング撤去・処分費
◎残置物撤去費・運搬処分費
◎解体養生費
◎重機回送費
◎諸経費
今回の見積もりでは、建物が大きかったので100万円以上の差がつきました。
どの部分で差が出ていたかというと、
やはり建物本体部分の解体工事・処分費運搬費で80万円近く差がありました。
また解体養生費でも倍近い差があり、金額でいうと18万円弱の差がありました。さらに、諸経費も倍近い差があり、9万円近い差が出ていました。総額でざっくり100万円上の差が出ました。
余談ですが、弊社のお客様から
接面道路との関係や建物の建てられ方から、解体工事が難航しそうな、ちょっと難しい戸建てRCの解体見積もりを依頼され、弊社がお世話になっている業者をご紹介したところ、見積もり金額が1000万円を少し超えてしまいました。
そこで、お客様が別の大手ディベロッパーに見積もりを依頼したら、2000万円ほどの見積もり金額が出たいうことで、びっくりされていました。
どうしたら、こんなに差が出るのが不思議です。
ただし、安ければいいというわけではありません。
忘れてますよ!
以前、弊社がご紹介した業者より、売主様が見積もりされた業者の方が安かったということで、売主様が金額が安かった業者に依頼したところ、忘れ物がすごかったです。
竹林の根や、土間コンクリートや川石が出るわ出るわ!!!(上記写真)
取引したことがない業者だと、どういうお仕事をされるのかわからないので、不安があります。
不安的中!仕事が雑過ぎるっていうか、これで完了報告するってどういう業者?
弊社で依頼したわけではありませんが、売主様がとても困っていましたので、売主様が手配した業者に連絡をとり、交渉しました!!!
「金返せー!」とは言いませんでしたが、「プロとして、このお仕事はどうなんでしょう?」みたいな話をしました。
最終的に、全額売主様に代金を返金してもらえることになり、振込みで代金の返金がありました。売主様には喜んでいただきましたが、現地は大量の忘れ物が残っています。
あらためて、弊社が普段依頼している業者に、撤去を依頼しました。
敷地内の残存物を撤去し、取り残しがないようにユンボで振るい、綺麗に整地して完了です。
解体工事の場合、相見積もりを取ることはとても大切ですが、どういうお仕事をされているかも大事です。知らない業者に依頼する場合、実績表を提出してもらったり、見積書の仕事の内容を細かく確認するなどが大切ですね。
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