賃貸不動産経営管理士ってなに??? その1
『賃貸不動産経営管理士』という資格を、皆さんは聞いたことがありますか?
国土交通省が掲げる「ストック重視の住宅政策への転換時代」において、不動産管理の 重要性が高まり、社会的に必要とされる資格です。
簡単に言うと様々な『管理業』を行っているまたは行っていく上で、これからは必須となるであろう資格ということです。
私も去年この資格を取り、これからの管理業(アパート、マンション、駐車場等)に役立てていきたいと思っています。
それではもう少し詳しく「賃貸不動産経営管理士」について説明しましょう。
賃貸不動産経営管理士とは?
主に賃貸アパート、マンション等の賃貸住宅の管理に関する知識・技能・倫理観を持ったスペシャリストです。
賃貸住宅は、人々にとって重要な住居形態であり、その建物の維持・管理を適正に行う ことは、人々の安心できる生活環境に直結します。
そのため継続的かつ安定的で良質な管理サービスに対する社会的な期待や要望は大で、 賃貸不動産の管理業務にかかわる幅広い知識を有する「賃貸不動産経営管理士」の活躍 が期待されています。
賃貸不動産市場の現状
賃貸住宅の割合が受託全体の30%程度を占め、国民の重要な住宅ストックとなっています。人口減少や住宅の供給過多等により、空き家の増加が社会問題となっています。 (図1)
賃貸不動産管理業を中心とする法規制が存在せず、敷金の返還等のトラブルがあとを絶たない状況にあります。 (図2)
賃貸住宅の管理におけるクレームの複雑化や、管理委託契約のない管理の実態もあり、適正な管理が行き届いていない場合があります。
賃貸不動産経営管理士への期待
最近の不動産業界では、フローからストックの時代を迎え、賃貸住宅のニーズの増加、高度化とともに賃貸不動産管理の重要性は、どんどん高まっています。
それに伴って、管理業者数も増え、市場が大きく活性化されてきてはいますが、同時に上記のような課題を抱えた業界でもあります。
この業界の更なる適正化・高度化を目指すためには、賃貸不動産管理に関する専門的な知識を持ち、家主と入居者等に対して、公正中立な立場で職務を行う「賃貸不動産経営管理士」が必要不可欠となってくるでしょう。
また、流動的な時代を反映した多種多様な契約形態や管理方法を提案、空き家をリノベーションし再利用、有益な管理物件に変える等、課題を解決するだけでなく、新たなビジネスチャンスを引き出す役割としても
期待が高まっているのです。
関連した記事を読む
- 2023/03/19
- 2022/10/15
- 2021/06/14
- 2021/03/19