新美南吉の養家・お墓・ごんぎつねの湯(半田市)
知多半島道路の半田中央I.Cの 周辺に『新美南吉の養家』、『お墓』、天然温泉『ごんぎつねの湯』があります。
生母りゑの実家の新美家。裕福な農家でしたが、大正10年、叔父鎌治郎の病没により跡取りがいなくなり、同年7月、当時8歳の南吉が養子として迎えられました。
南吉は、ここで祖母の志もと二人きりの生活をおくりますが、寂しさに耐えられず、12月には渡辺家へ戻りました。童話「小さい太郎の悲しみ」に登場します。
志もの死後、長く無人になり、荒れていましたが、故神谷幸之氏が中心となって整備保存され、現在は公益財団法人かみや美術館の分館として管理されています。
また、裏の土蔵は新美南吉に関する資料館になっています。
新美南吉の養家
江戸時代後期の建築と推定される建物の主屋は、四本の太い柱で家を支え、田の字型に部屋を仕切り構成されていることから「四つ建て」と呼ばれています。
四つ建ては、尾張から西三河にかけて当時の農家によく見られた構造形式で、屋根には今は珍しい茅葺き屋根を残しています。
事前に神谷美術館に連絡して中を見学することができます。
ごんぎつねの湯
ごんぎつねの湯は童話作家新美南吉のふるさとにある温泉施設です。
木の香り漂う純和風な浴室と、日本庭園に囲まれた露天風呂がどこか懐かしさを感じさせてくれます。
ごんぎつねの湯では、地下1500メートルの地層から湧出する天然温泉をくみ上げており、源泉は59.2℃と県内でも有数の高温です。
また、泉質がよく、神経痛、筋肉痛、関節痛などに効能があると評判の温泉です。
新美南吉のお墓
児童文学者新美南吉の墓は昭和35年に半田市柊町にある北谷墓地に建てられました。
童話「ごんぎつね」に登場する岩滑の六地蔵もこちらに移されています。
新美南吉の生家からは距離が少しありますが、養家やお墓も一緒に探索してみてはいかがでしょうか?
古い日本家屋ならではの趣を感じながら童謡の世界に浸るのもいいですよ!
私は、子共の頃にテレビで見ていて、いつも切ない気持ちになった『まんが日本昔話』を思い出しました。
市原悦子さんの語りが良かったですよね。
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