刈谷市でも空家のご相談が続きます!!
今週は二件の空家活用の相談がありました。
刈谷市は土地の需要がまだまだ有り、売却には非常に有利な場所です。
個人的にはこの市場状況なら売却した方がメリットは大きいと思うのですが、親御さんが住んでいた土地・家屋を出来るだけ維持したい方もいらっしゃいます。
そうとは言え、空家にしておくと管理が大変だし、何とか活用出来ないかと考えてご相談にいらっしゃいます。
この場合、建物の耐震性とメンテナンスの状況によってご提案方法は変わってきます。今回は二件とも築50年近く、耐震性も確保されて無く、メンテナンスも行き届いていない建物でした。
いずれにしろ費用をかけずに活用することは難しいのですが、お一人の方は300万円ほどなら何とかなるとのお話でしたので、解体更地にして駐車場にする方法と、最低限のリフォームで建替え専用借家で貸せるかを考えたいと思います。
【例 土地:50坪 建物:21坪 3DK】
・駐車場の場合:5台(5,000円/月)
年間収入30万円ー固定資産税15万円=手取収入年間15万円
解体更地及び駐車場整地工事が200万円
※満車で10年以上貸さないと工事費用はペイ出来ません
・建替え専用借家の場合:60,000円/月
年間収入72万円ー固定資産税6万円ー火災保険料6万円=手取収入年間60万円
ただし、必ず空き期間が出来ますので、収入は大きく変わります
最低リフォーム工事300万円
※満室だと5年で工事費用がペイ出来る計算ですが、必ず空き期間が発生します。また、追加工事費用も見込む必要があります。
更地にすると固定資産税は高くなりますが、建物の火災保険料を考えると、年間維持費用はそれほど変わらないと思います。
一番気楽なのは需要があれば貸駐車場か借地になるかもしれません。
ただ、建物建築を伴う借地で貸す場合は、普通借地でも定期借地(一般定期借地・事業用定期借地・建物譲渡特約付借地)でも長期間の契約になりますので注意が必要です。