愛知県の空き家数の推移をみると、２０１３年まで一貫して増加していましたが、２０１８年には減少に転じました。愛知県の空き家率は全国平均よりも低く、都道府県別でみると、上位５番目の低さです。

刈谷市の総人口は２００９年頃までに着実に増加していましたが、リーマンショックの影響により、その増加数は鈍化し、ほぼ横ばいで推移しています。人口割合をみると、生産年齢人口割合が減少傾向、老年人口割合は増加傾向で、平成２７年時点で、約５人に１人が高齢者となっています。

世帯数だけをみると世帯数は増えているものの、世帯人員は減少しており、単身世帯や核家族が増加しています。

１０年後に売ろうと思っても、上記の表のように空き家が増えてライバルが増えます！今のように高値で売れない可能性が出てきます。誰も使わない空き家はなるべく早く処分したほうが良いでしょう！所有しているだけで、固定資産税等の税金がかかるだけでなく、管理面での心配事も出てきます。

◎人が住んでいないと、住宅が傷みやすく、腐朽や破損が進む　　

◎樹木や雑草が茂り、周辺住民からのクレームが生じる

◎不審者の侵入や放火

◎ゴミの不法投棄

◎地震・台風による損壊や倒壊

◎害虫や野良猫が集中する

売却して他の金融資産に置き換えるなど、老後に備えて年金を補完する資産を作ろう！

立地がそれほど良くなく、駅や商業施設が遠く、車がないと買い物をするのも不便。周りに空き家が増えてきた！などのエリアは「今が一番高く売れる可能性が高い」といえます。

少子高齢化、人口減少が進む中、将来的に価格が上昇する見込みは少ないと考えられます。不動産は所有しているだけだと、毎年、固定資産税等がかかりマイナス資産です。

人に貸す場合は、そのまま貸せれるのか、リフォームが必要になるかで異なります。

リフォームが必要な場合、受け取れる賃料とリフォームにかかる費用を知り、賃貸にするためにかかった経費を回収するのに何年くらいかかるかなどの試算をする必要があります。

例えば、水回りをリフォームして３００万円かかったとします。家賃相場が８万円ならリフォーム費用の回収に約３．２年かかります。収入になるのは３年と３ヶ月目からです。

水回りに問題がなければ、クリーニングをして貸すことをお勧めします。固定資産税等が賄えるだけでなく、収入が見込めます。いったん人に貸したら出て行ってもらえないのでは？と心配なら、定期借家制度を利用しませんか？定期借家制度なら「契約期間の満了により確定的に契約が終了します」。また、引き続き貸したい場合も、貸主・借主が合意の上、再契約をすればいいのです。

その他に弊社の場合、建て替え期間専用の短期賃貸物件（例えば６ケ月～１０ケ月くらい）もニーズがあります。

いずれにせよ、空き家を放置しておく期間が長くなるほど、建物が傷み、いざ貸す場合にも修繕やリフォーム代が高くなり、賃貸に回すことが割に合わない場合もでてきます。

どうしたらよいか悩んでいるのなら、ぜひ一度ご相談下さい。すぐに決断できなくても、方向性が見つかるかもしれません。