日本とアメリカの住宅ローンの違い
日本の住宅ローンは『リコースローン』が一般的だと思います。
この場合、住宅ローンを借りた人が返済出来なくなった場合は、銀行は物件の売却をしても借入れが残った場合は、他の財産まで遡って借入金を回収することが出来ます。
もし、他の財産もなく、残債の返済が不可能な場合は、自己破産を申し立てる方もいらっしゃいます。
一方、アメリカをはじめとして『ノンリコースローン』が普及している国では、債務者は担保物件の住宅を銀行に明け渡すことで返済は完了になります。
その後、銀行は物件を売却して返済額全部の改修が出来なくても、それは貸した銀行の責任となっています。
住宅ローンを借りた人から見たら『ノンリコースローン』の方が有難いですよね!!
万一の時も生活の再建がしやすいですから。
また、住宅ローンとは関係ありませんが、アメリカでは既存物件(中古住宅)の売買の大半でインスペクションが行われています。
そして、アメリカでは買主が費用を支払い検査を行い、もし不具合が見つかれば売主に改修費用に相当する額の値下げを交渉するそうです。
日本の場合は、2018年4月1日の宅建業法の改正により、宅建業者は既存物件の売買取引において、『媒介契約時』、『重要事項説明時』、『売買契約時』に売主・買主に建物状況調査(インスペクション)に関する説明を行うことが義務付けられました。
しかし、説明が義務化されただけで、インスペクションを行なうことが義務化されたわけではありません。
私も2級建築士ですのでインスペクションが行える既存住宅状況調査技術者登録証を取得しています。
既存建物(中古住宅)の売買は得意ですので、是非、ご相談くださいね。
間取りや設備の説明が出来ても、構造や使用部材の説明まで出来る不動産業者は少ないと思います。
リフォームも信頼できる業者とタッグを組んで行っています。
安心した売買をお約束いたします!!
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