2023年の住宅ローン金利は?
昨年、12月20日の日銀の黒田総裁の会見は物議を呼んだのは記憶に新しいかと思います。
長期金利の変動許容幅を拡大したのですから、今年の1月からは、金融機関は10年固定、フラット35などの固定金利の利率を引き上げるでしょう。
ところが、三菱UFJ銀行は、昨年の11月から3ヶ月連続で変動金利以外の金利を引き上げてきました。
短期金利に関しては、いろんなFPや評論家のウンチクを聞いていますと、直ちに引き上げることはないだろうと言った論調です。
したがって、変動金利もすぐには変わらないのでは?との予測です。
景気が良くなれば(ベアが物価上昇以上に上がる)短期金利が上がっても(変動金利が上がる)仕方ないと思いますが、景気が良くならないのに短期金利が上がったら最悪の状況になります。
いずれにしろ、4月になったら日銀新総裁の会見には注目しなければなりませんね。
でも、かつては、3年固定や10年固定が銀行の主力商品だった時代もあり、10年固定は1年の間で、1.8~2.5%と0.7%くらいの振れ幅がありました。
ですから、融資申込み時と実行時で金利が0.2%くらい変わることも普通にありました。毎月、月末付近になると来月の金利が気になって仕方なかったものです。
変動金利が銀行の主力商品になってからは、各金融機関の基準金利が2.475%程度に張り付いたまま動かないので、借主様としては安心して借りられる状況だったわけです。
私は、住宅金公庫(現フラット35)の金利が4.1%の時代に某ハウスメーカーで働いていたので、ここ10年?の変動金利(実行金利0.4~0.5%)には本当にびっくりしていました。
もう全期間固定金利0.950%(JAあいち中央)のような時代はなくなるのでしょうね。
しかし、40年間0.950%で貸すってのも金融機関がリスクを取った凄い商品だったと思います。
私が資金計画をする際は、変動金利0.475%と全期間固定金利0.950%で支払い計画を提示して、0.475%がどれくらいの割合で上昇したら0.950%で借りたと同じ支払い総額になるかをシミュレーションしてました。
元利均等払いの場合は、最初の10年間の利息が多いので、それまでの間に金利がどれくらい動くかがポイントのように思います。
今後は、金利をミックスして借りる方法もアリですね!!(全ての金融機関が対応していませんが)
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