こんな中古住宅には注意を part1
飯田GHってご存ですか?
海老蔵さんがテレビコマーシャルしている、日本で一番多くの分譲住宅を作っている会社です。
刈谷市周辺に進出して来て、15年くらい経つのかな?
この飯田GHが進出して来てから、新築分譲住宅の土地の広さや価格はずいぶん変わりました。
とにかく、小さく区画割りをする会社です。
販売の特徴として、完成物件がなかなか売れないと、どんどん値下げをすることです。
最終的には、当初の売出し価格から1,200万円以上の値下げをすることもありました。地元の建築業者ではとても真似が出来ません。
もちろん、『いい家を安く』販売してくれるのでしたら、買主様としてはとても魅力的になります。
ところが、1,000万円以上の値引きをしなければ売れなかった物件は、立地場所、土地形状、日当たり、間取り等になにかしら問題があった場合が多いと思いました。
刈谷市周辺には、飯田GHの6社のブランドの新築分譲住宅が販売されています。
この中には好きなブランドや、その営業所もあれば、そうでもないブランドもあります。
弊社は地元に密着してここまで営業をして来た不動産業者です。自分がお勧め出来ない新築分譲住宅をお客様に積極的に勧める気持ちは更々ありません。
話しが飛んでしまいましたが、1,000万円以上の値引きになった新築分譲住宅は、私が好んではお勧めしないブランドの建物であることが多かったです。
ぶっちゃけて言いますと、当初の売出し価格も高過ぎるとも言えました。
この大幅に値下げした建物が、築数年で売主様の事情により中古住宅として売りに出される場合、購入金額よりかなり高い金額で売りに出されることがあります。
その売出金額が不動産業者の査定金額なのか、売主の希望金額なのかはわかりません。
もちろん、大前提として、不動産を売主様が幾らで売りに出そうが、買主様が幾らで買おうが自由です。
ただ、われわれ不動産業者は、このような新築分譲住宅の当初の売出し価格と最終の販売価格を大体ですが把握しています。
もちろん、最後の値引き交渉の結果の成約価格は仲介した不動産業者しかわかりません。
私はこのような物件が売り出された時、買主様を付けれたことがありません。
それは、正直に弊社で把握しているデーターを検討していたお客様にお話しをしてしまったからかもしれません。
また、当時、安くなったこのような物件は、当初の売出し価格では買主様が満足出来なかった建物だったことも事実です。
そうは言っても、飯田GHの建物の中には、非常に工夫されていて良い建物もたくさんあります。東栄住宅の建物はその一つですね。一建設の建物も良い建物がありますね。
ところが、完成してから大きく値引きすることは仲介業者だけでなく買主様にも周知の事実になってしまいました。
その結果、よほどの好立地の物件以外は、当初の売出し価格で成約することはありません。ほとんどの買主様は値引き交渉をして来ます。
たまに、良い物件なのに何故か売れなくて、予想以上に安くなった掘り出し物のような物件を見つけることもあります。
このような物件であれば、築数年で中古になった際、購入金額より高く売却出来る可能性もあります。ただ、そんな物件はほとんどありません。
ですから、買主様は飯田GHの中古住宅を検討する際は、仲介業者に、『新築時の価格は幾らだったんですか?』と聞いてくださいね。
ちゃんと教えてくれる会社やその営業マンは信頼出来るのではないでしょうか?
その上で納得して購入してくださいね。

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